どのくらい尿酸値が高いと薬が必要?

痛風にも予備軍がある

 

体内でプリン体が分解されてできた尿酸がうまく排出されなくなった状態を高尿酸血症と呼び、尿酸の結晶が関節に溜まって炎症が出たり、動かしにくいなどの機能障害が出た状態を痛風と呼びます。

 

高尿酸血症の定義

 

国際基準の定義では、血中尿酸値が男性で7mg/dl以上、女性で6mg/dl以上の場合高尿酸血症となります。現在高尿酸血症の患者は国内に500万人いると言われています。

 

尿酸の結晶は血管壁に付着し、血管の内膜を傷つけるほか、血小板の凝固を促して血の塊を作ります。これが比較的細い動脈を通ると脳梗塞の発症を早めるとされています。

 

薬物療法の前に

 

高尿酸血症の治療は生活習慣の改善と並行して行います。まず血圧、コレステロール、血糖を適正に保つよう努め、なるべく尿酸値を下げる薬を服用しないで済むようにします。

 

しかしながら、高血圧などの合併症があり尿酸値が471umol/L以上の場合や、合併症のなくても尿酸値が530umol/Lを超える場合には、尿酸値を下げる薬が適用されます。

 

どんな薬?

 

尿酸値を下げる薬は尿酸の排出を促進するタイプと、尿酸の生成を抑えるタイプの大きく分けて2種類あり、代表的なのが尿酸の排出を促すベンズブロマロンです。

 

一般的に服用後6〜8日で尿酸値が正常範囲に回復すると言われています。継続服用で尿酸値が安定するほか、降圧剤や糖尿の薬と併用も可能です。

 

また、体内の核酸の代謝やタンパク質の合成を阻害しないため長期服用でも細胞を傷つけることがなく、腎不全の患者にも適しています。