痛風に関する7の誤解 その1

痛風は生活習慣病ということもありかかる人の多い病気ですが、一方で誤った認識をされることも多いのが特徴です。今回は中でも代表的な誤解をいくつか紹介します。

 

誤解1.尿酸値が高い=痛風

  

 

検査で高尿酸血症と診断を受け、即痛風と考えるのは早計です。このまま尿酸値が高い状態が続き、結晶化したものが関節に溜まり炎症発作が起きる状態を痛風と呼びます。

 

一般的に検査で高尿酸血症を指摘されて実際に痛風の発作を発症する人は約10%であり、残りの90%は検査では尿酸値が高くなかった人と言われています。

 

これは高尿酸血症を指摘された人が、食事を注意し原因をつきとめて改善にあたり、尿酸値の回復も早く治療を必要としないことに関係します。

 

誤解2.プリン体を制限すれば痛風は予防できる

 

データによると50%以上の痛風患者は体重超過で、75%は高血圧か高コレステロール血症を併発しています。

 

そのため単純に食事内容をコントロールするだけでなく、体重を適正に保ち、併発している他の病気の治療を行うことが大切です。

 

いくらプリン体を控えても、甘いものを制限しなければ、結局体重が増えて痛風にかかってしまいます。

 

誤解3.中年男性がかかるもの

 

患者の95%は30歳以上の男性ですが、生活水準の向上に伴ってプリン体の摂取量も増加しています。よって若い人でも過信すれば痛風にかかるリスクはあります。

 

臨床では20歳過ぎの男性が発症したという報告があり、女性も尿酸の排泄を促進する女性ホルモンが減少する更年期以降はリスクが高まるため、安心はできません。